司法書士ナシで完了!会社の「本店移転登記」、自力でやってみた話

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我が社、バーチャルオフィスに移転

我が家は、「夫が社長、私が唯一の社員」という自営業。

今までは都内に事務所を構えていたのですが、

仕事柄、夫は営業日の半分以上を全国への出張に費やし、私は娘のお世話をしながら自宅でテレワーク。

そのためリアルな事務所は現状不要であると判断し、経費削減のためにもバーチャルオフィスへ移転することに。

法務局へ、法人本店移転登記の手続きが必要になりました。

本店所在地変更に伴う登記は、定款の変更や株主総会の決議、必要書類の準備・作成、そして法務局への提出など、多岐にわたります。特に、定款変更の要否や議事録の作成、提出書類の不備がないかの確認など、専門的な知識が求められる場面が多いです。

そのため、普通は数万円をかけて司法書士さんにお願いすることが多いらしいのですが……

なるべく節約したい!
どうせなら自分でやってみよう!

そんな思いから、「登記移転を完全自力でやってみるチャレンジ」が始まりました。

しかも、移転登記のために東京法務局へと出向くのは、小学生の娘の下校時間を気にしながらの遠出となり、気がかりなので(まあ、お隣の県ですが・・行くのが面倒で・・(^_^;)オンラインでの「電子申請」にチャレンジしてみました。


想像以上に面倒…

実際にやってみると、正直カンタンではありませんでした。

  • 法務局のページがややこしい(失礼💦)
  • 電子申請に必要な「申請用総合ソフト」をインストールするのも、事前入力の手順が多く、操作手引書をよく読んで進めましたが、一苦労でした(^_^;
  • 聞き慣れない名前の必要書類が多い。(登記申請書、株主総会議事録、株主リスト、取締役決定書など。会社定款の変更も必要でした)
  • 電子証明書の準備も必要
  • 電子納付も必要
    • 法人の本店移転登記において、法務局へ支払う金額(登録免許税)は、移転先が「同じ法務局の管轄内」か「異なる法務局の管轄外」かで異なります。
    • 同じ法務局の管轄内での移転
      登録免許税は「3万円」です。
    • 異なる法務局の管轄外への移転
      旧所在地の法務局と新所在地の法務局それぞれで「3万円」ずつ、合計「6万円」が必要です。我が社は都内から都内への移転だったため、3万円でした。会社の口座のネットバンキングから支払いました。e-taxで慣れていなかったら、ここも行き詰まるポイントだったと思います💦
  • しかも!頑張って提出した後からも、「補正してください」という連絡が二度ほど…

参考・注意点

  • とはいえ、頑張って申請さえすれば、ひとまず及第点!間違っているところがあれば、登記移転補正について、法務局の職員さんがお電話をくださり、丁寧に指示して下さいます。
  • 電子証明書の付与方法は色々ありますが、「カードリーダーをPCに繋ぎ、社長のマイナンバーカードで付与」が一番楽ちんで、お金もかかりませんでした!
  • 添付書類は、法務局HPからひな形をWordなどでダウンロードできます。(←ご参考に、リンク貼ってみました)作成したデータをPDFで保存し、申請用総合ソフトで作った登記申請書に添付すればOK。ただし、その一つ一つの書類にも、電子署名付与が必須。またせっかく送信しても、内容・日付・署名にミスがあると差し戻されるので注意。

結論:自力での登記、おすすめする?

結論:
① 時間に余裕があるなら
② 本店以外に支店がなく、手続きがシンプルであれば

👉 登記移転の自力チャレンジ、意外とおすすめです!


では、なぜド素人の私が、法人の本店移転登記という難しそうな手続きを、電子申請で完了させることができたのか?

ここだけの話……
AIに、たくさん・たくさん質問したからです(笑)


ChatGPTやパープレキシティAIといったAIツールに、

  • 「我が社は○月○日にバーチャルオフィスに移転します。登記の電子申請手順を教えてください」
  • 「この書類の書き方の見本を見せてください」
  • 「移転登記のやることリストを作ってください」

などなど、毎日のように質問してサポートしてもらいました。


今の時代、AIを活用しない手はありません。

私はこれまでも、ド素人ながら――

  • 法人の決算処理
  • 確定申告
  • 消費税額の計算

といった「本来は税理士さんにお願いするレベルの処理」も、AIに質問しまくって、何とか自力でやってきました。

ちなみに、会社のホームページもプロにお願いすれば50万円コースですが、
こちらもAIの力を借りて、必要最低限の予算で自作しました。


…と、話がそれましたが(笑)

登記に関しては、8割方は「AIへの質問」で何とかなります。
ただし、最終的な「補正処理のやり方」など、一部のマニアックな操作についてはAIでも正確な回答が難しかったため、

👉 登記・供託オンライン申請システム操作サポートデスク」に電話で確認して、手順を教わりながら完了しました。


もちろん、時間がない方や、大規模な会社・支店のある会社、書類の管理が複雑な方は、専門家にお願いするのが安心です。

でも私は今回、
がんばれば自分でもできるんだ!」という自信と達成感を得ることができました✨


自分の手で、会社の根幹に関わる手続きをやり遂げたこと、これは本当に誇れる経験になりました。

「これくらいなら私もできるかも…?」と思っている方がいたら、
この記事が少しでも背中を押すきっかけになればうれしいです☺️

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