9歳娘と、2時間半超の映画体験
遅まきながら・・・この夏、娘の強い希望により、2025年7月公開の映画「鬼滅の刃 無限城編」を観てきました。
連日満席のため様子を伺っていたのですが、8月末になって多少落ち着いたように感じ、事前にWEBで空席を確認。娘が気兼ねなく観られるように最後列、お手洗いにも行きやすいよう通路側の端2席をゲット。
娘は、なんと自分でバスタオルを持参し、自分の身体にかけて着席。冷房対策?と思ったら、違ったようで。
上映中ずっと涙をぬぐいながら観ていて、まさに“涙活”状態でした(笑)。
子連れでも上映時間の長さがまったく気にならないほど、一瞬たりとも目を離せない映画体験となりました。
どんなお話?(ネタバレなし)
ついに鬼の始祖である「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)」との最終決戦が間近に迫る、緊迫感あふれる場面が描かれていきます。鬼の根城であり、不可思議な空間「無限城」に落とされた炭治郎たち。それぞれの場所で、鬼殺隊VS鬼との最終決戦の火蓋が切って落とされます。
ネタバレなしでは、ここまでしか言えませんね・・(^_^;
補足すると、今回の映画は、原作でいうとコミックス16巻後半~18巻前半あたりの内容となっています。
見どころ
ufotableならではの映像美
本作を手がけるのは、アニメーション制作会社「ufotable」。戦闘シーンはダイナミックかつ美しく、太刀筋の色彩すら、息をのむ美しさ。背景など、細かなところに至るまで繊細。原作へのリスペクトを決して失わず、その魅力を最大限に昇華させるこの映像美は、ぜひ映画館のスクリーンで堪能するべきだと感じます。
迫力あるバトルシーン
「しのぶvs童磨」「善逸vs獪岳」「炭治郎・義勇vs猗窩座」の3本が、今回の映画の主な柱。どれも凄まじいまでの作画力と演出で、手に汗握るシーンが続きました。原作では既に読んでいたのですが、アニメーションで観ると、改めて「こういう技だったんだ」という気付きもありました。
心情描写
それぞれのバトルに、痛切な思いが込められています。細かく記述するとネタバレになってしまいますので控えますが、ひとつだけ書くとするならば、やはり上弦の参・猗窩座(あかざ)でしょうか・・。映画のキービジュアルにも選ばれた、猗窩座の人間時代のエピソードは、涙なしには観られません・・・!弱者を忌み嫌い、強さのみを追い求める理由が明かされます。切なすぎて、猗窩座だけのためにもう一記事書きたいです・・笑
次回作への期待
こんなに大盛り上がりの本作ですが、最終決戦はまだ序章。今後あと二作、公開される予定です。(というか、二作で収まるのでしょうか?全部3時間超えの映画になるような気もします(^_^;)
特に今後の上弦の壱との戦いでは、辛い展開も待っています。個人的には、推しキャラの不死川実弥によるバトルが早く観たい気持ちと、辛い展開がまだ来て欲しくない思いとで、すでに感情が渋滞していますが・・それでも次回作への期待は高まるばかりです。
親子で「次は来年公開かな?」と話しながら、すでにワクワクしています。
まとめ:夏の涙と、秋になっても残る余韻
「鬼滅の刃 無限城編」は、ファン待望の最終章の幕開けをスクリーンで体感できる大感動の傑作映画でした。
ストーリーはもちろん、映像・音楽・演出、すべてにおいてクオリティが高く、原作ファンもアニメからのファンも大満足できる内容です。
そして、9歳娘の“涙活”バスタオル姿が、私にとっては一番忘れられない思い出になりました。まだまだ長時間の映画など観たことのなかった娘が、2時間半超えの映画を鑑賞できたのは、親として成長も感じましたし、きっと大人になっても忘れない思い出になったのではないでしょうか。
あの夏の劇場の感動は、秋風の中でもまだ胸に残っています。
「観てよかった!」――この一言に尽きます。







